自閉症の男の子を抱えるシングルファーザーの奮闘記。学校とのやり取りや家族の話、息子の様子などをつづる。
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最後の言葉は誰に?
[ ノノママ ] / 2005/04/30 16:31:07

ノノママが帰った後、私はガラにも無く少し物思いに耽った。私とノノママの関係は何なのだろうか?普通は、離婚した間柄にどんな繋がりがあるのだろうか?

 私の友人は、離婚した後数年して幼い子供を残して元奥さんが亡くなっている事を知って、元奥さんの実家に行ったが、線香も上げさせてもらえなかった。子供にも合わせてもらえなかった。彼が奥さんの死を知ったのは、裁判所からの親権調停の申したてだったのだ。別れた妻の死の連絡も無く、線香すら上げられない。これが離婚の現実なのか?

私は、今回の一連の事態で、遠い昔の出来事を思い出した。それは、もう20年程前のことだ。
〜〜〜〜
 私は、その頃バンドをしていた。その頃ボーカルをしていたJちゃんは、バンドのメンバーの一人といつしか付き合っていた。私は、彼と親友だったので、付き合い始めたこともいち早く知っていたが、その一方で彼が結婚を全く考えていないことも知っていた。Jちゃんは、早く結婚したがっていた。暫くすると、彼がJちゃんの家に行ってお父さんと飲み明かしたりしていることをJちゃんは嬉しそうに話してくれた。私は、てっきり彼が結婚することを考えているのだと誤解していた。しかし、私が思ったとおり彼は、結婚なんか考えてもいなかった。雲行きがあやしくなると、彼はJちゃんとさっさと別れてしまった。
 あの日、Jちゃんから電話がきた。
「わたし、死ぬの。」私は驚いた。「もう、生きていられない。」
「今、どこにいるの?」私は、あせって聞いたが。
「さようなら」といって電話が切れた。私は、Jちゃんがどこに居るか、ピンと来た。
 その当時、私たちのバンドは、専用の練習スタジオを持っていた。そのスタジオに居るに違いないと思った。私は、車を飛ばしてスタジオに向かった。
 スタジオに入ると案の定Jちゃんが居た。手首の数箇所から血を流していたが、深い傷ではなかった。
「死ねないの」彼女は、力なく言った。私は、なんだか怒りが込み上げてきて、「死にたいんなら、一人で勝手に死ねばいい!!彼とのことが辛いのはわかるが、そんなことで死んでしまうなら、さっさと死んでしまえ!」私も若かった。今ならそんなことは言わないだろうが。
 スタジオの救急箱の包帯で傷口を応急手当しながら、「こんなことで死ぬんじゃない!」と自分の中に起こる怒りを口にしていた。彼女は、ずっと泣いていたが、もう朝が近くなった頃、やっと泣き止んで「ごめんなさい。ありがとう」と言った。「あたし、これからどうやって生きていけばいいかわからないの」と。私は、「またすぐに彼なんか出来るよ!Jは、かわいいんだから」と慰めた。彼女は唐突に自分のブラウスのボタンを外し始めた。私は、あわてて彼女の手を静止した。「おねがい!」と彼女は、大粒の涙をこぼした。私は、「そんなことしちゃだめだ!後で辛くなるだけだ!」と言って朝まで肩を抱いていてあげた。
〜〜〜〜
 もう忘れかけるほど遠い昔の出来事だ。

水曜日のことだ。ノノママから電話だ。私が仕事中は、大概メールをよこすのだが、電話をかけてくるのは急用だろうと思った。直ぐに電話に出ると。
「あとのことは、、よろしく。」とだけ言って電話が切れた。直ぐにかけなおしたが、通じない。
ノノママは、自傷行為など何回かあったし、「死ぬ」の言葉も何度と無く聞いた。でも、今回は胸騒ぎがして、会社を抜け出してノノママと彼氏が暮らすアパートに駆けつけた。
 玄関のチャイムを鳴らしても出てこない。何度か鳴らすと、やっと鍵が開いた。手に刃物をもって腕全体と腹から血が流れていた。首筋にも、赤いあとがうっすら付いていた。
「死ねないの!切っても死なないの!」泣きながら言った。
「今ね、ネクタイで首をつってたの。」つってたのじゃない!!
幸い傷は深くなかった。「どうしたの?!」「パパあ〜あん〜あ〜あ〜」泣くだけだ。
暫く、支えるように抱いて少しおちつくのを待った。どうやら彼は不在のようだった。
暫く泣いた後、少し落ち着てきたので、どうしたのか聞いた。
アルコール依存症の彼氏が、酒をやめなくてトラブルになったようだ。そんなことを言われても、私としてはどうしようもない。暫くなだめて、病院へ連れて行った。
掛かりつけの病院には、ちょうど担当の精神科の先生が居てくださったので、任せて一旦会社に戻った。点滴をするので小一時間掛かると言われたからだ。
 ノノママの友人のMちゃんから電話が掛かってきた。「ノノママから連絡あった?!わたしに変なメールが来ててなんかおかしいのよ!!今気づいて!どうしたらいい?!」Mちゃんは、かなりあせっていた。どんなメールを送ったのかはわからないが、かなり緊急を要する内容なのだろう。「アパートに行って来たから大丈夫だよ」「死のうとしてなかった?」「してた。」あっさり答えると、「大丈夫?!」「うん、病院に連れて行ったから大丈夫。もう落ち着いたし」「もー!なんなんだろうー・・・・」心配声が一転して怒りを帯びてきた。「また、連絡するよ」私も怒られそうな勢いだったので電話を早々に切った。
 病院に迎えに行くとノノママはもうすっかり落ち着いていたが、担当の先生から、”暫く家に非難させた方がいい”と言われて、今夜は、家(私の所)に泊まって行くように言った。暫く様子を見てくださいといわれた。

家に戻ってからは、ノノママは何事も無かったように落ち着いていた。いつものように子供達と遊んで、あとは寝室で横になった。私は、まだ仕事が残っていたので会社に戻った。
 夜11時近くに戻ると、ノノがまだベッドの中で歌っていた。ママが居て嬉しいのだろう。ママも落ち着いてノノの歌を聞きながら、寝たふりをしていた。
 病院でつけてもらったガーゼを剥がすとノノママの左腕と、腹に沢山の傷があった。首にもうっすらと痕があった。家には、大きな傷あてパッドがずっと前から買ってあった。ノノママが前にも自傷行為をしたから、私が買っておいたのだ。「あーぴったりサイズ!」なんて喜ぶノノママを見てなんかちょっとなさけなくてせつなかった。
 ノノママは、殆んどごろごろしていたが、金曜日になって、彼氏の兄弟と連絡をとって「話し合いをしてくる」と言って彼の元に戻っていった。「もう少し、居たら」と言ったが、言い出したら聞かないのがノノママだ!
 今朝詳しい話を聞いた。彼のお兄さんが来てくれていろいろ話したそうだ。アルコールを止められないのはいつものことで、入院して禁酒しては、出てきてまた呑むの繰り返しのようだった。ノノママは、気が抜けたようだったが、おちついている様なのでとりあえずは、安心した。
「もう、追い出してやろう!!」とノノママは言っていた。追い出した後あなたは、どうするつもりなの??


こめんと ( 14 ) | とらっくばっく ( 0 )


誘拐・殺害!?
[ ノノママ ] / 2005/03/16 16:49:05

夕方、携帯が鳴った。Mちゃんからだ。
ノノパパ 「どうも」
Mちゃん 「ノノパパ?あのさ、カレー作ったから帰りによってって」
ノノパパ 「いつも悪いなぁ。帰りに寄ります。」
Mちゃんは、ノノママの幼馴染の同級生だ。私とノノママが付き合ってるときから、一緒に遊んだりしていた。ノノママと別れた後も時々夕飯のおかずを作ってくれる。
私は、夕方6時くらいにノノに食事させるために一旦会社を出る。その帰りにMちゃんの家に寄った。

Mちゃんは、10年ほど前、結婚したときに新築した家に住んでいる。家は新興住宅街にあり、小さいながら庭もある。花を育てるのが好きで玄関の前には、いつも花が咲いている。
 そんな家の玄関口でインターホンを押す。
「だ〜れ〜?」小2のK君がインターホン越しに返事をする。
「あ、ノノパパ。」
(ママ〜ノノパパ来たよ〜。玄関あけてちょ〜だい)家の中で声がする。
ドアが開く。「よう!Kくん!」
「ガガガガガ〜ぁ!」なにか手におもちゃを持って私に襲い掛かってくる。「おー!」思わず驚く!
(こらKちゃんだめでしょ!)奥からMちゃんの声がする。
(わるい、ちょっと上がって待ってて!Kちゃんノノパパをお部屋に案内して!)
「ん?じゃこっちだよ!」K君は手に持ったおもちゃを飛ばすように両手をひろげて廊下を奥に駆けていく。
「おじゃましま〜す」上がってリビングへ
「ちょっと待ってて!」リビングからつながるキッチンでエプロン姿のMちゃんが、おひたしを切ってラップに包んでくれている。小柄できれいな奥さんだ。
 Mちゃんの旦那さんは、土木建築関係の仕事をしていて、各地の現場に長期出張していることが多い。殆んど母子家庭状態だ。
私は、座って、テレビの脇のサイドボードの上にある小さな水槽を眺めた。金魚が3,4匹泳いでいる。


私は、熱帯魚を趣味で飼っていた。結婚前は、結構まめに水槽の世話をしてきれいな水槽をいくつか持っていたが、段々手をかける時間が無くなり、今では、グッピーがいる水槽1つになってしまった。その唯一残った水槽も手入れする時間がとれず、ここ数年は水槽面にはコケが生え水草も伸び放題の状態だ。でも、とりあえず水質管理はしているので、グッピーが繁殖してごちゃごちゃ泳いでいる状態だ。
 そんなこともあって、いつもきれいになっているMちゃんの水槽を眺めていたのだ。
Mちゃん 「おまたせ!、これカレーでこっちほうれん草。」
ノノパパ 「いつもありがとうね。Mちゃんも忙しいのに悪いねぇ」
Mちゃん 「んいいのよ。あ、水槽どうかした?」私が水槽を見つめていたのに気づいたのだろう
ノノパパ 「いや、べつに。いつもきれいにしてるなぁって思って。」そう言うと急にMちゃんの表情が曇った。
Mちゃん 「あのねぇ。あの、まえから言わなくっちゃって思ってたんだけど。ごめんなさい。」
ノノパパ 「へ?どしたの?」
Mちゃん 「あのね、ノノパパの熱帯魚、全部死んじゃったの。」
ノノパパ 「へ?え?えぇ〜?何?それぇ〜?」
Mちゃん 「あのね、、、、」
 Mちゃんの話は、こうだ。もう1年ちょっと前のことらしいのだが、ノノママが、グッピーいらない?と言ったらしい。彼女の話からの想像だが、おそらく外れてないだろう。
ノノママ 「うちにごちゃごちゃ沢山いるのよ、めだかみたいなやつさ。気持ち悪いから少しもらってくんない?」
Mちゃん 「でも、グッピーって熱帯魚でしょ?」
ノノママ 「大丈夫大丈夫。うちの水槽なんかコケが生えてて汚いんだから。あれ飼うのが難しいなんて言ってるけど、旦那が飼えるんだから金魚と一緒よ!今度持ってくるから。」
 っとまぁこんな感じだろう。数日後ノノママは、十数匹くらいのグッピーをビニール袋に入れて持ってきたらしい。そしてそれを金魚の水槽に放した。その日の夜には全部死んだそうだ。たまたま帰っていたMちゃんの旦那さんがみて、「これ、ろ過器がいるんじゃないの?」といってエアーポンプをつなぐ金魚用の小さなろ過器を買ってきたらしい。事の次第をノノママに話すと、「わかった、きっと少なかったから寂しくて死んだのよ!今度もっといっぱいもって行くわ!」
 数日後、今度は、数十匹持ってきて水槽に放した。もちろん朝までには、全て死んだそうだ。
ノノパパ 「あのね。熱帯魚は、冷たい水では生きられないのよね。」
Mちゃん 「ごめんなさい。」
ノノパパ 「あ、Mちゃんが悪いんじゃないから気にしないで」
Mちゃん 「...」
ノノパパ 「ほんと、全然気にしなくていいから」
私は、ありがたくおかずをもらって帰路についた。

ちょっとかわいそうだった。グッピーは、繁殖力が強く環境さえ良ければ直ぐに増える。そもそも1つの水槽で繁殖し放題にして置くのは、グッピーの飼い方としては既に失格なのだ。このグッピー誘拐殺害事件の責任は、ノノママにあることは明白だし、Mちゃんは被害者に近い。
 後日私は、ノノママにそのことを聞いた。
ノノパパ 「Mちゃんに聞いたよ。熱帯魚のこと。持ってったんだって!」
ノノママ 「ああ、そんなこともあったっけ。」
ノノパパ 「ちょっと、それはないんじゃないの?」
ノノママ 「なに言ってのよ!、もってかれても気づかないあんたが悪いんでしょ!」

ごもっとも か・も? ん? ま、いいか。


こめんと ( 10 ) | とらっくばっく ( 0 )


再婚しても追い出すよ!
[ ノノママ ] / 2005/03/11 12:09:10


先日、ノノが幼児期にお世話になった支援団体の先生の家にパソコンの調子を見に行った。プリンタが急に出なくなったらしい。仕事がらこの手のレスキューは多い。プリンタは直ぐに出るようになった。パソコンの調子が悪くなると、いろんなことをやってみて更におかしくしてしまう人が多い。今回もそのパターンだった。作業が終ってお茶でもどうぞと言われ知らない人でもないしちょっとご馳走になった。

「どう?」先生は、心配そうに問いかけた。
(ノノパパ)「何とかやってます」
(先生)  「ノノくんの様子は変わりない?」
(ノノパパ)「相変わらす元気です」
(先生)  「ん。ならいいんだけど」
 そんな感じでしばらく近況の話をしていた。

ところで先生が唐突に
(先生)  「ノノパパは再婚する気はないの?」
(ノノパパ)「気は、無くはないんですけどノノもいますしね...。」
(先生)  「あら、ノノくんは大丈夫よ。あんなにかわいいし、手も掛からないしとってもいい子だもの。私が手塩にかけて育てたようなもんなんだからね!」
 先生は、ノノが3歳くらいから担当してくれていて、ノノママと一緒に幼児期のノノを指導して頂いた。
(先生)  「私の妹なんかどう?まだ結婚してないのよ」
(ノノパパ)「はあ。(^^;」
(先生)  「まだ若いんだから、他にも何人か知り合いにね....」
(ノノパパ)「でも、ノノママが時々来ますからね」
(先生)  「え?!でも、再婚したら来なくなるでしょ!?」
(ノノパパ)「でも、この前あった時にですね....」
 先生とノノママは、同じ歳で何でも相談していた。だから先生は、ノノママのことはよく知っている。
 私は、先生にノノママとのやり取りを説明した。

先週のことだったか、ノノママが来たときのことだ。
(ノノママ) 「あたし、何年かしたら、帰ってくるからね!」 冗談でもなさそうに言った
(ノノパパ) 「え?」
(ノノママ) 「ノノがいるんだから。」
(ノノパパ) 「だって今の同居人の方は、どうなるの?」
(ノノママ) 「いつまでも一緒に居ないわよ。きっと。」
(ノノパパ) 「え?いやそれは、口を出すことじゃないけどね。」
(ノノママ) 「だからね、今はダメだけどそのうち帰るわ。」
(ノノパパ) 「おれが再婚してたりしたらどうすんの?」
(ノノママ) 「ムリムリ!ノノがいるんだもん。きてくれる人いないよ!」
(ノノパパ) 「それでも来てくれる人がいたらどおすんの?」
(ノノママ) 「いいよ!別に再婚したって! 追い出すから!

先生は、その話を黙って聞き終えると、しばらく沈黙したあと。
(先生)  「無理だわ!」
(ノノパパ)「え?」
(先生)  「やりかねない!」
(ノノパパ)「え゛?」
(先生)  「あきらめなさい!!」 でたー!聞き覚えのあるその言葉!!

(先生)  「あのキャラに対抗できるひと、私は知らないわ。」
(ノノパパ)「...」
(先生)  「好きで一緒になってしまったんだから、あきらめなさい。」

やっぱり、結論は一緒だ。
でも、私は知っている。ノノママは戻ってくることなんかないことを...


こめんと ( 6 ) | とらっくばっく ( 1 )


朝の災い
[ ノノママ ] / 2005/02/28 13:50:21


今朝、6時過ぎに携帯のメール着信音が鳴った。私は、野菜炒めを作っていたので直ぐには見なかった。しばらくするとまたメール着信音が鳴った。
 こんなに朝早くメールをよこすのは、ノノママくらいだ。でも2回もよこすのは、急用かもしれないので、朝食支度の手を休めてメールを見た。

一通目は、”昨日断酒会に行ってきたが、そこの会長さんが好みだ。しぶくてやさしくてロマンスグレーでタイプだ!”って内容だった。なんなんだ?朝から。
 確かに既に離婚しているわけだから、ほかの人を好きになったって問題は無いわけだが、朝からメールよこす内容なのだろうか?これ以上考え込むとなんかムカついてきそうな予感がしたので、考えるを止めて、次のメールを見た。

二通目は、”やいてんの(^^ ”ってメールだった。やいてるんじゃなくて野菜炒めてんだよ!って思いながらちょっとムカつきそうになる自分を野菜の炒め具合に集中させた。
 きっとハイな状態なのだろう、うつの薬を使っているから上がりすぎたんだろう。たまにそんなときもある。
 いづれにしても、すがすがしい月曜の朝って気分でなくなっていたことは確かだ。

その後、ノノにご飯を食べさせ、(ノノは、食事に介助が必要だ)仕度をして学校へ車で送っていった。今朝は、うっすら羽毛のような雪が少しだけ積もっていた。
 学校着くと、いつも正門ではなく脇の門の前に車をつける。こっちのほうが昇降口に近いのと、車で正門から入って、事故でも起こしたら大変なのでこちらから入る。脇の入り口付近は、誰の足跡も無くうっすらしろく積もった雪が綿のようだった。
 車から降りると門をくぐる。門のところはいつも凍っているので、ノノが転んだりする。
 が、今朝に限って、車から降りたとき、ちょっと強い風が吹いて辺りの木々から雪が少し飛んできてノノに降りかかった。私は、ノノの後ろから雪を払いながら門へ入っていった。

その瞬間、体が宙に浮くようにしりもちをついた。地面が鏡のように凍っていた。手には給食袋と体育袋とズック袋。見事に転んでしまった。
傍らでノノが「ざんねん。」とつぶやいた。


こめんと ( 0 ) | とらっくばっく ( 0 )


ママが来ない日曜日
[ ノノママ ] / 2005/02/20 13:43:19


以前は、日曜日になるとノノママが家にやって来てノノと遊んで行ってくれました。
 最近は、来なくなりました。来るのがイヤになったのではありません。ノノママは、自立すべく資格試験の勉強をしています。日曜日は学校に通っているために来れなくなりました。
 早く資格がとれて、また来てくれればいいなぁ

ノノママは、去年まで入退院を繰り返しました。今も通院してますが、以前よりずっと安定していると思います。うつとアルコール依存がひどかったのです。ノノのことや家のことでいっぱいになってしまったのでしょう。ノノパパにもかなり責任があると思ってます。
 どうしてもママに負担が掛かるし、仕組みやサポートもママが中心となることを前提としているようです。

先日、自閉症親の会の支部長さんから電話がありました。
(支部長) 「もしもし、ノノくんのお父さんですか?」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「やっと連絡が取れたぁ。」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「お母さんはいらっしゃいますか?」
(ノノパパ) 「あ、ちょと...居ないです。」
(支部長) 「まだ入院してるんですかぁ?」
(ノノパパ) 「いえ、あ、あの、ちょと..家には居ないんです。」
(支部長) 「実家にいらっしゃるんですか?」
(ノノパパ) 「あ、あのぉ、いま一人で暮らしてるもんで。。」
(支部長) 「?...」
(ノノパパ) 「私が伺いますが。。」
(支部長) 「...それって皆さんご存知じゃないですよねぇ!?」
(ノノパパ) 「はいぃ(^^;」
(支部長) 「連絡網の○○さんから、おたくに連絡が取れないって言われてたから」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「それじゃこれからはお父さんにご連絡するってことで」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「でもお父さんだと行事とか参加できませんよねぇ。一応連絡しますけど」
(ノノパパ) 「は、はぁ」

 こんな感じで、ママが居ないとだめなのかなぁって。もしかして親の会の親ってママのこと?? ちょと落ち込みました。

ノノくんは、今朝もにこにこ。
(ノノパパ) 「いってきます!」
(ノノ)    「いってきます!」
(ノノパパ) 「いってらっしゃい!」
(ノノ)    「いってらっしゃい!」


こめんと ( 2 ) | とらっくばっく ( 0 )





 コメント
ノノ君おめでとう。 ( nao)
2005/05/07 13:29:44
こんにちわあ〜。ノノパパさん
少しづつ出来る事が増えていく〜って感動ですよね。。
子供の成長〜って本当にすごい!。。ノノ君おめでとう!!。。
美容室の中の光景が目に浮かぶようです
私もノノパパさんの日記を読みながら感動しちゃいました。。皆さんの涙。。ステキです。。
感動…。 ( うさこ86)
2005/05/07 15:37:57
ノノ君、最後まで座っていられたなんてエライ!
今までの事を振り返ると、感慨もひとしおですね
周囲によき理解者がいてくれる事が、子供の成長に欠かせないのだと、改めて感じました。
気長に付き合ってくれたNちゃんにも感謝ですね!

ノノ君も苦手な散髪で最後まで座っていられた事は、きっと大きな自信な自信に繋がったことでしょう。
大人だって長時間拘束されるのは嫌なもの。
相当我慢しなければ、今回のお話のように終わるまで座っているなんてできないと思うから、ノノ君の努力を褒めてあげたいな

ノノパパの泣き顔が目に浮かびます


おめでとう
わかりますよー ( こうめ)
2005/05/07 17:15:16
我が家でも、髪の毛を母親以外が切るなんて、考えてもいなかった様子の息子。
 
何度も何度も床屋の前で「今日はやっぱやめる」が続きました。
 
ようやく店内に入れたのは、ホンの小さなきっかけでしたが、切っている時も「あと10まで下向こうね」とか言って声をかけました。
 
ホンとにうれしいですよね。
でも、なかなかこのうれしさをわかってもらえなくって・・・
 
良かった。
私はうれしいんだけど、急にさびしくもなってしまいました。
もちろん、うれしい気持ちのほうが大きいんですけど
naoさん ( ノノパパ)
2005/05/07 17:44:01
naoさん、ありがとうございます。

正直驚きました。あんなに駄目だったのに急にできるようになった気がして。

毎回ついて行けばよかった!
うさこ86さん ( ノノパパ)
2005/05/07 17:49:17
うさこ86さん、こんにちは。

なんか、わたしより感動して泣いているNちゃんにも感動しちゃいました。

でも、久々に成長したなぁって実感がありました。
こうめさん ( ノノパパ)
2005/05/07 17:53:17
こうめさん、コメントありがとうございます。

普通の子なら当たり前のことなんでしょうけど、
本当に嬉しかったです。

やっぱりちょっと寂しい気もしますね
やりましたね ^^ ( 殿父)
2005/05/07 17:54:36
ノノ君も頑張ったんですね。
どんな子供にも成長する力(パワー)があるって、その力を関わる大人がうまく引き出せるかということも大切なんですね。
 うちの息子も散髪は嫌いです。顔に切った髪の毛がつくのを嫌そうにしています。ちょっと前までは床屋さんにビデオカメラをもちこんでお気に入りのビデオを再生して気を紛らわせ、その隙にチョキチョキやってもらってました。
自閉症の甥っ子をもつ床屋さんだったから理解があって助かってます
ノノくん えらいぞ〜 ( TAKAちゃん母)
2005/05/07 18:07:06
なかなか大変な散髪ですなぁ〜
でも、とってもとっても成長したんですね。
ノノ君エライです。

そういうウチも大変でした。
というわけで、ウチは私が切ることになってしまったのですが・・

TAKAに一度散髪後、「髪の毛がなーい!!!」と
大泣きされたことがありました。
今は、わらい話ですね。

少しずつ、経験を積み重ねていって、何でも出来るようになっていくんですよね。

これからもいろいろな成長のあしあと、教えてくださいね。楽しみにしています。


すっごいや ( いい婆さん)
2005/05/07 20:41:05
ノノ君、偉かった!!
Nちゃん(失礼w)、あなたも偉い!!

そして、忘れちゃならないのが・・
ノノママさん、あなたも偉い!!

ノノパパさん?
あなたはいつも偉い!!

ノノ君もできなかったことができるようになった。
Nちゃんもその道のりを一緒に歩いてくれたので涙があふれてきたことでしょう。
ノノパパさんの序盤戦からの涙腺ユルユル状況に婆さんもユルユルでしたわさ。

でも、でも、でも、です。
ノノママさんは名脇役でございます。
何度もそこにいて、わずかながらの我が子の成長を見守り、急かさず、伝えるべき人にその成長を伝え、今日もまた、ノノ君と一緒に散髪へ赴いた。

チョコボールの金の缶をノノ君に銀の缶をノノママさんへ進呈したい気分じゃ。

Nさんには最近出たストロベリー味を10箱。

ノノパパさんには、宇宙シールをあげようww


殿父さん ( ノノパパ)
2005/05/08 1:16:55
殿父さん、コメントありがとうございます。
散髪は、やっぱりみんな苦手なんでしょうね。

周りの大人の理解はほんとに大切な事だと痛感しました。

TAKAちゃん母さん ( ノノパパ)
2005/05/08 1:21:08
TAKAちゃん母さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

ほんとに散髪には、皆さん苦労してるんですね。
ノノもそれはそれは悲惨な散髪だったんです。

でも、これからは、ノノも私も辛い思いをしないで散髪できそうです。
いい婆さんサン ( ノノパパ)
2005/05/08 1:30:25
いい婆さんサン、こんにちは。
宇宙シールをありがとう

私が、いつも頑張ってやっとしていることも、母親にかかればすんなり出来てしまうことも多々ある。
結局男親は、母親にはなれないんだなぁってまた思い知らされ、ちょっと悔しいような悲しいような妙な気もします。
うちもそうなりたい! ( りんご)
2005/05/08 20:39:20
はじめまして。りんごです。
5歳の自閉の子を持つ親です。

うちはまだ床屋さんに連れて行って
いないので、初めて連れて行くときは
すごく緊張しそうです。

でも、ノノ君がこうやって頑張って
いる姿をみると、「うちもやってみようか
なあ」なんて思ったりして。

今はまだパパ床屋(これが上手でプロ並み)
で済んでいますが、大きくなったら
ヒゲ剃ったり、あるからなぁ。なんて
思ったりして。

あとパパにはやっぱりママにはできない
同姓ならではの気づくこともいっぱい
あると思います。トイレとか、ヒゲも。

大きくなったらきっとパパの出番もっと
増えますよ〜!



りんごさん ( ノノパパ)
2005/05/08 21:33:03
りんごさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

おとうさんが上手に切ってくれるんですね!
ノノは、はさみを持つとサーっと逃げていってしまって
家でもなかなか切らせてくれません

でも、こうやって1づつ成長してくれるのは嬉しいことでうす。

これからもよろしくお願いします。

TBしました ( こうめ)
2005/05/09 14:40:27
すみません。遅いんですけどTBさせていただきました。
もし、ダメならいって下さい。
すぐに削除します。
こうめさん ( ノノパパ)
2005/05/09 17:44:32
こうめさんこんにちは。
TB大歓迎です(^^/ありがとうございます!
はじめまして ( 正道)
2005/05/09 23:26:40
こうめさんのサイトからきました。
我が家のNAO(2歳8ヶ月)も自閉症です。
散髪やっぱり嫌いです。
じょりっていう感じがきらいなんですかね。
みなさん苦労していらっしゃるんですね。
うちのNAOも妻が切っていますが、いつかは散髪屋デビューさせたいですね。
正道さん ( ノノパパ)
2005/05/11 9:37:19
正道さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

やはり、おうちの方が切ってらっしゃるのが多いんですね!

いづれはちゃんと散髪できる日が来るといいですが。

これからもよろしくお願いいたします。
初めまして ( シアン)
2005/05/11 23:56:21
初めまして、よくロムさせていただいておりました。

ノノパパさんの気持ち、とってもよくわかります。

うちの子も散髪は嫌いで、いつも虐待か?
という状態でした。

毎回、療育教室のチャリティカット(散髪ボランティアの方が来て切ってくれる)に行ってました。

そこなら、泣こうがわめこうが、遠慮しなくていいし。。。


でも、今は普通に床屋さんで普通にケープをまとい、でもはさみだけでカットできるようになりました。
かみそりも成功。

床屋さんにも別に障害の告知はしていませんから、この間初めてかみそりが出てきたときは、こっちのほうが身構えちゃいましたが、案外平気でした。
襟足の辺りだけ、剃ってもらいました。

子供っていうのは、日々進化を続ける生き物なんだなー、と感心させられますね。。。


これからもがんばってください。
楽しみにしてます。

シアンさん ( ノノパパ)
2005/05/12 1:28:47
シアンさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

かみそりもあてられるんですね。
凄いですね!ノノの次の課題だなぁ
まだまだ無理かもしれないけど

これからもよろしくお願いします
こんにちは。 ( もん母)
2005/05/12 14:17:39
今頃コメントしてごめんなさい。
ノノくん、ノノママさん、ノノパパさん、みんなよかったですね♪
ノノくんも、とっても嬉しかったでしょうね。

うちの子供は、お店に入れなくて、床屋さんの前にある線路ぎわで電車見ながら切ってもらったことがあります(汗)
でも、それ以来、床屋さんと仲良しになったので、ちゃんとお店に入るようになりましたが(笑)
そんな次男に店長は「最近、おまえ、つまんないな。」なんて言ってくれます。
こんな、なんでもないことにこんなに喜べるのも、いいものかもしれない、と思ったりしました。


もん母さん ( ノノパパ)
2005/05/12 20:21:10
もん母さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

皆さん、散髪にはいろいろなエピソードがありますね。

出来ない時は、なんでこんなに大変なんだって思いますが、出来る様になると、確かにちょっと物足りなかったりしますね
ふたたび!もん母です。 ( もん母)
2005/05/13 16:26:53
TBありがとうございました
読んでいただいて、お分かりのとおり、ここでコメントしていて思い出した記事でした
私もTBさせてくださいね♪
もん母さん ( ノノパパ)
2005/05/13 21:39:25
もん母さん、こんにちは。
TBありがとうございます。

この際だから、散髪ネタみんなTBしちゃおうと思いまして
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