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ノノママが帰った後、私はガラにも無く少し物思いに耽った。私とノノママの関係は何なのだろうか?普通は、離婚した間柄にどんな繋がりがあるのだろうか?
私の友人は、離婚した後数年して幼い子供を残して元奥さんが亡くなっている事を知って、元奥さんの実家に行ったが、線香も上げさせてもらえなかった。子供にも合わせてもらえなかった。彼が奥さんの死を知ったのは、裁判所からの親権調停の申したてだったのだ。別れた妻の死の連絡も無く、線香すら上げられない。これが離婚の現実なのか?
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私は、今回の一連の事態で、遠い昔の出来事を思い出した。それは、もう20年程前のことだ。
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私は、その頃バンドをしていた。その頃ボーカルをしていたJちゃんは、バンドのメンバーの一人といつしか付き合っていた。私は、彼と親友だったので、付き合い始めたこともいち早く知っていたが、その一方で彼が結婚を全く考えていないことも知っていた。Jちゃんは、早く結婚したがっていた。暫くすると、彼がJちゃんの家に行ってお父さんと飲み明かしたりしていることをJちゃんは嬉しそうに話してくれた。私は、てっきり彼が結婚することを考えているのだと誤解していた。しかし、私が思ったとおり彼は、結婚なんか考えてもいなかった。雲行きがあやしくなると、彼はJちゃんとさっさと別れてしまった。
あの日、Jちゃんから電話がきた。
「わたし、死ぬの。」私は驚いた。「もう、生きていられない。」
「今、どこにいるの?」私は、あせって聞いたが。
「さようなら」といって電話が切れた。私は、Jちゃんがどこに居るか、ピンと来た。
その当時、私たちのバンドは、専用の練習スタジオを持っていた。そのスタジオに居るに違いないと思った。私は、車を飛ばしてスタジオに向かった。
スタジオに入ると案の定Jちゃんが居た。手首の数箇所から血を流していたが、深い傷ではなかった。
「死ねないの」彼女は、力なく言った。私は、なんだか怒りが込み上げてきて、「死にたいんなら、一人で勝手に死ねばいい!!彼とのことが辛いのはわかるが、そんなことで死んでしまうなら、さっさと死んでしまえ!」私も若かった。今ならそんなことは言わないだろうが。
スタジオの救急箱の包帯で傷口を応急手当しながら、「こんなことで死ぬんじゃない!」と自分の中に起こる怒りを口にしていた。彼女は、ずっと泣いていたが、もう朝が近くなった頃、やっと泣き止んで「ごめんなさい。ありがとう」と言った。「あたし、これからどうやって生きていけばいいかわからないの」と。私は、「またすぐに彼なんか出来るよ!Jは、かわいいんだから」と慰めた。彼女は唐突に自分のブラウスのボタンを外し始めた。私は、あわてて彼女の手を静止した。「おねがい!」と彼女は、大粒の涙をこぼした。私は、「そんなことしちゃだめだ!後で辛くなるだけだ!」と言って朝まで肩を抱いていてあげた。
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もう忘れかけるほど遠い昔の出来事だ。
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水曜日のことだ。ノノママから電話だ。私が仕事中は、大概メールをよこすのだが、電話をかけてくるのは急用だろうと思った。直ぐに電話に出ると。
「あとのことは、、よろしく。」とだけ言って電話が切れた。直ぐにかけなおしたが、通じない。
ノノママは、自傷行為など何回かあったし、「死ぬ」の言葉も何度と無く聞いた。でも、今回は胸騒ぎがして、会社を抜け出してノノママと彼氏が暮らすアパートに駆けつけた。
玄関のチャイムを鳴らしても出てこない。何度か鳴らすと、やっと鍵が開いた。手に刃物をもって腕全体と腹から血が流れていた。首筋にも、赤いあとがうっすら付いていた。
「死ねないの!切っても死なないの!」泣きながら言った。
「今ね、ネクタイで首をつってたの。」つってたのじゃない!!
幸い傷は深くなかった。「どうしたの?!」「パパあ〜あん〜あ〜あ〜」泣くだけだ。
暫く、支えるように抱いて少しおちつくのを待った。どうやら彼は不在のようだった。
暫く泣いた後、少し落ち着てきたので、どうしたのか聞いた。
アルコール依存症の彼氏が、酒をやめなくてトラブルになったようだ。そんなことを言われても、私としてはどうしようもない。暫くなだめて、病院へ連れて行った。
掛かりつけの病院には、ちょうど担当の精神科の先生が居てくださったので、任せて一旦会社に戻った。点滴をするので小一時間掛かると言われたからだ。
ノノママの友人のMちゃんから電話が掛かってきた。「ノノママから連絡あった?!わたしに変なメールが来ててなんかおかしいのよ!!今気づいて!どうしたらいい?!」Mちゃんは、かなりあせっていた。どんなメールを送ったのかはわからないが、かなり緊急を要する内容なのだろう。「アパートに行って来たから大丈夫だよ」「死のうとしてなかった?」「してた。」あっさり答えると、「大丈夫?!」「うん、病院に連れて行ったから大丈夫。もう落ち着いたし」「もー!なんなんだろうー・・・・」心配声が一転して怒りを帯びてきた。「また、連絡するよ」私も怒られそうな勢いだったので電話を早々に切った。
病院に迎えに行くとノノママはもうすっかり落ち着いていたが、担当の先生から、”暫く家に非難させた方がいい”と言われて、今夜は、家(私の所)に泊まって行くように言った。暫く様子を見てくださいといわれた。
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家に戻ってからは、ノノママは何事も無かったように落ち着いていた。いつものように子供達と遊んで、あとは寝室で横になった。私は、まだ仕事が残っていたので会社に戻った。
夜11時近くに戻ると、ノノがまだベッドの中で歌っていた。ママが居て嬉しいのだろう。ママも落ち着いてノノの歌を聞きながら、寝たふりをしていた。
病院でつけてもらったガーゼを剥がすとノノママの左腕と、腹に沢山の傷があった。首にもうっすらと痕があった。家には、大きな傷あてパッドがずっと前から買ってあった。ノノママが前にも自傷行為をしたから、私が買っておいたのだ。「あーぴったりサイズ!」なんて喜ぶノノママを見てなんかちょっとなさけなくてせつなかった。
ノノママは、殆んどごろごろしていたが、金曜日になって、彼氏の兄弟と連絡をとって「話し合いをしてくる」と言って彼の元に戻っていった。「もう少し、居たら」と言ったが、言い出したら聞かないのがノノママだ!
今朝詳しい話を聞いた。彼のお兄さんが来てくれていろいろ話したそうだ。アルコールを止められないのはいつものことで、入院して禁酒しては、出てきてまた呑むの繰り返しのようだった。ノノママは、気が抜けたようだったが、おちついている様なのでとりあえずは、安心した。
「もう、追い出してやろう!!」とノノママは言っていた。追い出した後あなたは、どうするつもりなの??
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夕方、携帯が鳴った。Mちゃんからだ。
ノノパパ 「どうも」
Mちゃん 「ノノパパ?あのさ、カレー作ったから帰りによってって」
ノノパパ 「いつも悪いなぁ。帰りに寄ります。」
Mちゃんは、ノノママの幼馴染の同級生だ。私とノノママが付き合ってるときから、一緒に遊んだりしていた。ノノママと別れた後も時々夕飯のおかずを作ってくれる。
私は、夕方6時くらいにノノに食事させるために一旦会社を出る。その帰りにMちゃんの家に寄った。
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Mちゃんは、10年ほど前、結婚したときに新築した家に住んでいる。家は新興住宅街にあり、小さいながら庭もある。花を育てるのが好きで玄関の前には、いつも花が咲いている。
そんな家の玄関口でインターホンを押す。
「だ〜れ〜?」小2のK君がインターホン越しに返事をする。
「あ、ノノパパ。」
(ママ〜ノノパパ来たよ〜。玄関あけてちょ〜だい)家の中で声がする。
ドアが開く。「よう!Kくん!」
「ガガガガガ〜ぁ!」なにか手におもちゃを持って私に襲い掛かってくる。「おー!」思わず驚く!
(こらKちゃんだめでしょ!)奥からMちゃんの声がする。
(わるい、ちょっと上がって待ってて!Kちゃんノノパパをお部屋に案内して!)
「ん?じゃこっちだよ!」K君は手に持ったおもちゃを飛ばすように両手をひろげて廊下を奥に駆けていく。
「おじゃましま〜す」上がってリビングへ
「ちょっと待ってて!」リビングからつながるキッチンでエプロン姿のMちゃんが、おひたしを切ってラップに包んでくれている。小柄できれいな奥さんだ。
Mちゃんの旦那さんは、土木建築関係の仕事をしていて、各地の現場に長期出張していることが多い。殆んど母子家庭状態だ。
私は、座って、テレビの脇のサイドボードの上にある小さな水槽を眺めた。金魚が3,4匹泳いでいる。
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私は、熱帯魚を趣味で飼っていた。結婚前は、結構まめに水槽の世話をしてきれいな水槽をいくつか持っていたが、段々手をかける時間が無くなり、今では、グッピーがいる水槽1つになってしまった。その唯一残った水槽も手入れする時間がとれず、ここ数年は水槽面にはコケが生え水草も伸び放題の状態だ。でも、とりあえず水質管理はしているので、グッピーが繁殖してごちゃごちゃ泳いでいる状態だ。
そんなこともあって、いつもきれいになっているMちゃんの水槽を眺めていたのだ。
Mちゃん 「おまたせ!、これカレーでこっちほうれん草。」
ノノパパ 「いつもありがとうね。Mちゃんも忙しいのに悪いねぇ」
Mちゃん 「んいいのよ。あ、水槽どうかした?」私が水槽を見つめていたのに気づいたのだろう
ノノパパ 「いや、べつに。いつもきれいにしてるなぁって思って。」そう言うと急にMちゃんの表情が曇った。
Mちゃん 「あのねぇ。あの、まえから言わなくっちゃって思ってたんだけど。ごめんなさい。」
ノノパパ 「へ?どしたの?」
Mちゃん 「あのね、ノノパパの熱帯魚、全部死んじゃったの。」
ノノパパ 「へ?え?えぇ〜?何?それぇ〜?」
Mちゃん 「あのね、、、、」
Mちゃんの話は、こうだ。もう1年ちょっと前のことらしいのだが、ノノママが、グッピーいらない?と言ったらしい。彼女の話からの想像だが、おそらく外れてないだろう。
ノノママ 「うちにごちゃごちゃ沢山いるのよ、めだかみたいなやつさ。気持ち悪いから少しもらってくんない?」
Mちゃん 「でも、グッピーって熱帯魚でしょ?」
ノノママ 「大丈夫大丈夫。うちの水槽なんかコケが生えてて汚いんだから。あれ飼うのが難しいなんて言ってるけど、旦那が飼えるんだから金魚と一緒よ!今度持ってくるから。」
っとまぁこんな感じだろう。数日後ノノママは、十数匹くらいのグッピーをビニール袋に入れて持ってきたらしい。そしてそれを金魚の水槽に放した。その日の夜には全部死んだそうだ。たまたま帰っていたMちゃんの旦那さんがみて、「これ、ろ過器がいるんじゃないの?」といってエアーポンプをつなぐ金魚用の小さなろ過器を買ってきたらしい。事の次第をノノママに話すと、「わかった、きっと少なかったから寂しくて死んだのよ!今度もっといっぱいもって行くわ!」
数日後、今度は、数十匹持ってきて水槽に放した。もちろん朝までには、全て死んだそうだ。
ノノパパ 「あのね。熱帯魚は、冷たい水では生きられないのよね。」
Mちゃん 「ごめんなさい。」
ノノパパ 「あ、Mちゃんが悪いんじゃないから気にしないで」
Mちゃん 「...」
ノノパパ 「ほんと、全然気にしなくていいから」
私は、ありがたくおかずをもらって帰路についた。
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ちょっとかわいそうだった。グッピーは、繁殖力が強く環境さえ良ければ直ぐに増える。そもそも1つの水槽で繁殖し放題にして置くのは、グッピーの飼い方としては既に失格なのだ。このグッピー誘拐殺害事件の責任は、ノノママにあることは明白だし、Mちゃんは被害者に近い。
後日私は、ノノママにそのことを聞いた。
ノノパパ 「Mちゃんに聞いたよ。熱帯魚のこと。持ってったんだって!」
ノノママ 「ああ、そんなこともあったっけ。」
ノノパパ 「ちょっと、それはないんじゃないの?」
ノノママ 「なに言ってのよ!、もってかれても気づかないあんたが悪いんでしょ!」
ごもっとも か・も? ん? ま、いいか。
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今朝、6時過ぎに携帯のメール着信音が鳴った。私は、野菜炒めを作っていたので直ぐには見なかった。しばらくするとまたメール着信音が鳴った。
こんなに朝早くメールをよこすのは、ノノママくらいだ。でも2回もよこすのは、急用かもしれないので、朝食支度の手を休めてメールを見た。
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一通目は、”昨日断酒会に行ってきたが、そこの会長さんが好みだ。しぶくてやさしくてロマンスグレーでタイプだ!”って内容だった。なんなんだ?朝から。
確かに既に離婚しているわけだから、ほかの人を好きになったって問題は無いわけだが、朝からメールよこす内容なのだろうか?これ以上考え込むとなんかムカついてきそうな予感がしたので、考えるを止めて、次のメールを見た。
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二通目は、”やいてんの(^^ ”ってメールだった。やいてるんじゃなくて野菜炒めてんだよ!って思いながらちょっとムカつきそうになる自分を野菜の炒め具合に集中させた。
きっとハイな状態なのだろう、うつの薬を使っているから上がりすぎたんだろう。たまにそんなときもある。
いづれにしても、すがすがしい月曜の朝って気分でなくなっていたことは確かだ。
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その後、ノノにご飯を食べさせ、(ノノは、食事に介助が必要だ)仕度をして学校へ車で送っていった。今朝は、うっすら羽毛のような雪が少しだけ積もっていた。
学校着くと、いつも正門ではなく脇の門の前に車をつける。こっちのほうが昇降口に近いのと、車で正門から入って、事故でも起こしたら大変なのでこちらから入る。脇の入り口付近は、誰の足跡も無くうっすらしろく積もった雪が綿のようだった。
車から降りると門をくぐる。門のところはいつも凍っているので、ノノが転んだりする。
が、今朝に限って、車から降りたとき、ちょっと強い風が吹いて辺りの木々から雪が少し飛んできてノノに降りかかった。私は、ノノの後ろから雪を払いながら門へ入っていった。
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その瞬間、体が宙に浮くようにしりもちをついた。地面が鏡のように凍っていた。手には給食袋と体育袋とズック袋。見事に転んでしまった。
傍らでノノが「ざんねん。」とつぶやいた。
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以前は、日曜日になるとノノママが家にやって来てノノと遊んで行ってくれました。
最近は、来なくなりました。来るのがイヤになったのではありません。ノノママは、自立すべく資格試験の勉強をしています。日曜日は学校に通っているために来れなくなりました。
早く資格がとれて、また来てくれればいいなぁ
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ノノママは、去年まで入退院を繰り返しました。今も通院してますが、以前よりずっと安定していると思います。うつとアルコール依存がひどかったのです。ノノのことや家のことでいっぱいになってしまったのでしょう。ノノパパにもかなり責任があると思ってます。
どうしてもママに負担が掛かるし、仕組みやサポートもママが中心となることを前提としているようです。
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先日、自閉症親の会の支部長さんから電話がありました。
(支部長) 「もしもし、ノノくんのお父さんですか?」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「やっと連絡が取れたぁ。」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「お母さんはいらっしゃいますか?」
(ノノパパ) 「あ、ちょと...居ないです。」
(支部長) 「まだ入院してるんですかぁ?」
(ノノパパ) 「いえ、あ、あの、ちょと..家には居ないんです。」
(支部長) 「実家にいらっしゃるんですか?」
(ノノパパ) 「あ、あのぉ、いま一人で暮らしてるもんで。。」
(支部長) 「?...」
(ノノパパ) 「私が伺いますが。。」
(支部長) 「...それって皆さんご存知じゃないですよねぇ!?」
(ノノパパ) 「はいぃ(^^;」
(支部長) 「連絡網の○○さんから、おたくに連絡が取れないって言われてたから」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「それじゃこれからはお父さんにご連絡するってことで」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「でもお父さんだと行事とか参加できませんよねぇ。一応連絡しますけど」
(ノノパパ) 「は、はぁ」
こんな感じで、ママが居ないとだめなのかなぁって。もしかして親の会の親ってママのこと?? ちょと落ち込みました。
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ノノくんは、今朝もにこにこ。
(ノノパパ) 「いってきます!」
(ノノ) 「いってきます!」
(ノノパパ) 「いってらっしゃい!」
(ノノ) 「いってらっしゃい!」
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