自閉症の男の子を抱えるシングルファーザーの奮闘記。学校とのやり取りや家族の話、息子の様子などをつづる。
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誘拐・殺害!?
[ ノノママ ] / 2005/03/16 16:49:05

夕方、携帯が鳴った。Mちゃんからだ。
ノノパパ 「どうも」
Mちゃん 「ノノパパ?あのさ、カレー作ったから帰りによってって」
ノノパパ 「いつも悪いなぁ。帰りに寄ります。」
Mちゃんは、ノノママの幼馴染の同級生だ。私とノノママが付き合ってるときから、一緒に遊んだりしていた。ノノママと別れた後も時々夕飯のおかずを作ってくれる。
私は、夕方6時くらいにノノに食事させるために一旦会社を出る。その帰りにMちゃんの家に寄った。

Mちゃんは、10年ほど前、結婚したときに新築した家に住んでいる。家は新興住宅街にあり、小さいながら庭もある。花を育てるのが好きで玄関の前には、いつも花が咲いている。
 そんな家の玄関口でインターホンを押す。
「だ〜れ〜?」小2のK君がインターホン越しに返事をする。
「あ、ノノパパ。」
(ママ〜ノノパパ来たよ〜。玄関あけてちょ〜だい)家の中で声がする。
ドアが開く。「よう!Kくん!」
「ガガガガガ〜ぁ!」なにか手におもちゃを持って私に襲い掛かってくる。「おー!」思わず驚く!
(こらKちゃんだめでしょ!)奥からMちゃんの声がする。
(わるい、ちょっと上がって待ってて!Kちゃんノノパパをお部屋に案内して!)
「ん?じゃこっちだよ!」K君は手に持ったおもちゃを飛ばすように両手をひろげて廊下を奥に駆けていく。
「おじゃましま〜す」上がってリビングへ
「ちょっと待ってて!」リビングからつながるキッチンでエプロン姿のMちゃんが、おひたしを切ってラップに包んでくれている。小柄できれいな奥さんだ。
 Mちゃんの旦那さんは、土木建築関係の仕事をしていて、各地の現場に長期出張していることが多い。殆んど母子家庭状態だ。
私は、座って、テレビの脇のサイドボードの上にある小さな水槽を眺めた。金魚が3,4匹泳いでいる。


私は、熱帯魚を趣味で飼っていた。結婚前は、結構まめに水槽の世話をしてきれいな水槽をいくつか持っていたが、段々手をかける時間が無くなり、今では、グッピーがいる水槽1つになってしまった。その唯一残った水槽も手入れする時間がとれず、ここ数年は水槽面にはコケが生え水草も伸び放題の状態だ。でも、とりあえず水質管理はしているので、グッピーが繁殖してごちゃごちゃ泳いでいる状態だ。
 そんなこともあって、いつもきれいになっているMちゃんの水槽を眺めていたのだ。
Mちゃん 「おまたせ!、これカレーでこっちほうれん草。」
ノノパパ 「いつもありがとうね。Mちゃんも忙しいのに悪いねぇ」
Mちゃん 「んいいのよ。あ、水槽どうかした?」私が水槽を見つめていたのに気づいたのだろう
ノノパパ 「いや、べつに。いつもきれいにしてるなぁって思って。」そう言うと急にMちゃんの表情が曇った。
Mちゃん 「あのねぇ。あの、まえから言わなくっちゃって思ってたんだけど。ごめんなさい。」
ノノパパ 「へ?どしたの?」
Mちゃん 「あのね、ノノパパの熱帯魚、全部死んじゃったの。」
ノノパパ 「へ?え?えぇ〜?何?それぇ〜?」
Mちゃん 「あのね、、、、」
 Mちゃんの話は、こうだ。もう1年ちょっと前のことらしいのだが、ノノママが、グッピーいらない?と言ったらしい。彼女の話からの想像だが、おそらく外れてないだろう。
ノノママ 「うちにごちゃごちゃ沢山いるのよ、めだかみたいなやつさ。気持ち悪いから少しもらってくんない?」
Mちゃん 「でも、グッピーって熱帯魚でしょ?」
ノノママ 「大丈夫大丈夫。うちの水槽なんかコケが生えてて汚いんだから。あれ飼うのが難しいなんて言ってるけど、旦那が飼えるんだから金魚と一緒よ!今度持ってくるから。」
 っとまぁこんな感じだろう。数日後ノノママは、十数匹くらいのグッピーをビニール袋に入れて持ってきたらしい。そしてそれを金魚の水槽に放した。その日の夜には全部死んだそうだ。たまたま帰っていたMちゃんの旦那さんがみて、「これ、ろ過器がいるんじゃないの?」といってエアーポンプをつなぐ金魚用の小さなろ過器を買ってきたらしい。事の次第をノノママに話すと、「わかった、きっと少なかったから寂しくて死んだのよ!今度もっといっぱいもって行くわ!」
 数日後、今度は、数十匹持ってきて水槽に放した。もちろん朝までには、全て死んだそうだ。
ノノパパ 「あのね。熱帯魚は、冷たい水では生きられないのよね。」
Mちゃん 「ごめんなさい。」
ノノパパ 「あ、Mちゃんが悪いんじゃないから気にしないで」
Mちゃん 「...」
ノノパパ 「ほんと、全然気にしなくていいから」
私は、ありがたくおかずをもらって帰路についた。

ちょっとかわいそうだった。グッピーは、繁殖力が強く環境さえ良ければ直ぐに増える。そもそも1つの水槽で繁殖し放題にして置くのは、グッピーの飼い方としては既に失格なのだ。このグッピー誘拐殺害事件の責任は、ノノママにあることは明白だし、Mちゃんは被害者に近い。
 後日私は、ノノママにそのことを聞いた。
ノノパパ 「Mちゃんに聞いたよ。熱帯魚のこと。持ってったんだって!」
ノノママ 「ああ、そんなこともあったっけ。」
ノノパパ 「ちょっと、それはないんじゃないの?」
ノノママ 「なに言ってのよ!、もってかれても気づかないあんたが悪いんでしょ!」

ごもっとも か・も? ん? ま、いいか。


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 コメント
あぁ懐かしいなぁ。 ( うさこ86)
2005/04/12 18:51:01
自分の出産の時の事を思い出しました。

何を隠そう、特技が『出産』の私。
スッポン!と簡単に生めたという訳ではありませんよ。念の為

2回の出産とも、陣痛の時間も標準くらいかかりましたし、痛みを感じなかった訳でもありませんが、同時に陣痛室に入ったママ達が雄叫びをあげている横で、呼吸法に集中する事だけを考え、最後まで声を上げなかったので、夫は「何て我慢強い女なんだ!」と感心した様子。

途中せっかく背中をさすってくれる手も場所と力加減がうっとうしくて、「もう、いい!」と当たり散らしたり。さすりながらオニギリをパクついているのにもムカついたりして…(汗)

分娩室では助産婦さんに「とっても上手よ〜」とおだてられ、出産後夫には「オマエ、偉かったなぁ」と言ってもらったので、ちょっといい気分

自分の身体の中から命が誕生する感動と、やり遂げた達成感を味わえるのなら、あと何回出産してもいいな〜って思いました

体力と財力があれば…ですが
出産は大イベント ( ふーぱぱ)
2005/04/12 20:30:23
ノノパパさん、こんばんわ。

このところ、帰宅と共にブログを拝見しています。新しい記事がないか、楽しみにチェックしています。
我が家の出産は3度ですが、1人目は病院に着いてすぐ産まれたそうです。(実は予定日よりかなり早かったので出張していて立ち会えず、後々までグチられました)
2人目は「ふー」の出番でしたが、仮死状態で産まれ医師が何度叩いても声を発せず、小児科に直行でした。親に事情を説明する暇もなく医師は慌ただしく動いていました。その後、小児科医師から何か障害が残るかもしれませんと宣告されました。
3人目は部分麻酔をしての帝王切開でしたが、麻酔が切れていく時にハイテンションになり、全身ガタガタ震えていました。その間ずっと彼女の手を握っていました。
実は他にも2回早期流産しています。彼女の落ち込みを認識してやれず、すまない事をしたと思っています。
なんだかんだ言っても、やはり「母は強し」ですね。
うさこ86さん ( ノノパパ)
2005/04/12 21:21:51
うさこ86さん、こんばんは。

特技なんですね

でも、ほんと母は凄いなぁと思います。
男だったらと〜に死んでますね。

尊敬しちゃいます。
ふーぱぱさん ( ノノパパ)
2005/04/12 21:25:47
ふーぱぱさん、こんばんは。

大変だったんですね。

でも、ほんとに男は無力だなぁって思いました。
目の前で痛がっていても何もしてやれないですからね。

まさに「母は強し」です。

はじめまして。 ( もん母(ryokohi))
2005/04/12 23:18:28
こんばんは。
共感しながら一気に読破してしまいました。
特に、幼稚園のところは、うるうるでした。
私は三人息子がいます。
出産は長男と三男はとても大変だったのに次男はとても手がかからず、手のかからない子だと思っておりました。
でも、次男は自閉症でした
やってくれたわね〜!です。
また、遊びにきますね。リンクさせてください。
よろしくお願いします。


もん母さん ( ノノパパ)
2005/04/13 10:47:31
もん母さんはじめまして。
コメントありがとうございます。

男子3人ですね
うちは2人でも手をやいていおります

リンクありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
立会いしたんですね〜。 ( みちこ)
2005/04/13 15:53:35
立会い出産をする度胸があったなんて
ノノママさん、偉い。
出産する時は、それこそ死に物狂いの形相でしょう?(私だけ?)
そんな、恥ずかしい瞬間を見られたくなかったので、夫から立会いしたいと言ってきたらすかさず、「お断りです」と言うつもりが、
向こうから「お断りします」と先に言われてしまいました。
もともと里帰り出産なので、立会いは無理でしたが。
立ち会ったノノパパさんも、「凄い」偉いですよ。

みちこさん ( ノノパパ)
2005/04/13 16:00:49
みちこさんこんにちは。
立会いをする度胸は無かったんだけど、選択の余地はありませんでした。
「わたしが苦労してんだから、あんたも苦労せぃ!」ってことでした。
でも、今考えると、立ち会ってよかったと思ってます。

今なら・・ ( いい婆さん)
2005/04/15 6:41:43
「今なら語れるあの時は」って感じですね。

夫は無力って言うけれど、そんなことはないと思いますよ。
確かに体に感じる痛みや大きくなるおなかを妻に代わってその役をしてあげられないけど、色々な場面で「言葉と行動と思いやり」で最後まで応援し続けてあげられますがな。
ノノパパさんは大の苦手を押して一緒に参戦されたのですから・・

現在でも「血」はダメですか?(笑)

ノノママさんと同じく「立会い」が基本の産院を選んだのは婆さんです。(選択肢なし!)

初めまして。。 ( nao)
2005/04/18 11:12:28
初めまして。。同じ東北でシングルママしてます。ノノ君が私の長男と同じ歳なので書き込みさせて頂きました。。
私の長男も3歳児検診の時に発育が遅いと言われ大きな病院に通っていました。。
病名はついていませんが、状況適応能力が人よりも無くこれから先勉強の面とかで遅れてくるだろうと言われています。。
今は、長男なりに自分のペースでゆっくり歩んでいます。。
ノノパパさんのブログ参考にさせていただきます。。
また遊びにきます。よろしくお願いします(* )(*_ _)ペコリ。。
いい婆さんサン ( ノノパパ)
2005/04/18 12:55:55
いい婆さんサンコメントありがとうございます。

正直言って私も必死でした
倒れる旦那も居るそうですから、ましなほうだと看護婦さんに慰められました。

今でももちろん血はダメです。
naoさん ( ノノパパ)
2005/04/18 13:01:32
naoさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

最近東北の方も沢山いらしてくださるようになって
うれしいですね。

わたしの書いてることなんかはあんまり参考にならない
と思いますが、シングルどおしがんばりしょう!

これからもよろしくお願いします。
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