自閉症の男の子を抱えるシングルファーザーの奮闘記。学校とのやり取りや家族の話、息子の様子などをつづる。
リンクフリーです。


「ぼくうみ」を映画に!
要悔悟
逃避法
ノノパパの野望
見透かされる
涙の散髪
自閉症って暗い子?!
自閉症の考察 その1
自閉症とお付き合い
幼稚園時代
よわね
仕事が先か家庭が先か?
母子家庭と父子家庭
朝の戦争

2024年4月
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
前月翌月

2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月

ノノくん
ノノパパ
自閉症
ジジとババ
ノノママ
ノノ兄

ノノパパは月へ?!
朝の戦争
Y先生ありがとう
ノノジジの怪
ラジオ体操
ブログお引越しと再開のおしらせ
ピアノ
ひさん、ってなに?
相撲大会
見透かされる

webmaster/ひさん、ってなに?

ボイストレーニング方法(おふざけボイストレーニング方法)
幼稚園時代(ノノパパのシングルファーザー迷走記)
「自閉症だったわたしへ」(ねむたくなぁい?)
ちょっとだけ遊べました。(SEパパの育児日記)
さて、4月になりました。(メンタルママの記録帳)
親近光速(もののはじめblog)
『闘い』→『対処』→『お付き合い』(パパはアスペルガー!)
トラバより。自律すると言うことについて。(自閉症スペクトラム白書)
【おすすめ】要悔悟(カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル)
「うつ病になったらどうしよう!」症候群(パパはアスペルガー!)



最後の言葉は誰に?
[ ノノママ ] / 2005/04/30 16:31:07

ノノママが帰った後、私はガラにも無く少し物思いに耽った。私とノノママの関係は何なのだろうか?普通は、離婚した間柄にどんな繋がりがあるのだろうか?

 私の友人は、離婚した後数年して幼い子供を残して元奥さんが亡くなっている事を知って、元奥さんの実家に行ったが、線香も上げさせてもらえなかった。子供にも合わせてもらえなかった。彼が奥さんの死を知ったのは、裁判所からの親権調停の申したてだったのだ。別れた妻の死の連絡も無く、線香すら上げられない。これが離婚の現実なのか?

私は、今回の一連の事態で、遠い昔の出来事を思い出した。それは、もう20年程前のことだ。
〜〜〜〜
 私は、その頃バンドをしていた。その頃ボーカルをしていたJちゃんは、バンドのメンバーの一人といつしか付き合っていた。私は、彼と親友だったので、付き合い始めたこともいち早く知っていたが、その一方で彼が結婚を全く考えていないことも知っていた。Jちゃんは、早く結婚したがっていた。暫くすると、彼がJちゃんの家に行ってお父さんと飲み明かしたりしていることをJちゃんは嬉しそうに話してくれた。私は、てっきり彼が結婚することを考えているのだと誤解していた。しかし、私が思ったとおり彼は、結婚なんか考えてもいなかった。雲行きがあやしくなると、彼はJちゃんとさっさと別れてしまった。
 あの日、Jちゃんから電話がきた。
「わたし、死ぬの。」私は驚いた。「もう、生きていられない。」
「今、どこにいるの?」私は、あせって聞いたが。
「さようなら」といって電話が切れた。私は、Jちゃんがどこに居るか、ピンと来た。
 その当時、私たちのバンドは、専用の練習スタジオを持っていた。そのスタジオに居るに違いないと思った。私は、車を飛ばしてスタジオに向かった。
 スタジオに入ると案の定Jちゃんが居た。手首の数箇所から血を流していたが、深い傷ではなかった。
「死ねないの」彼女は、力なく言った。私は、なんだか怒りが込み上げてきて、「死にたいんなら、一人で勝手に死ねばいい!!彼とのことが辛いのはわかるが、そんなことで死んでしまうなら、さっさと死んでしまえ!」私も若かった。今ならそんなことは言わないだろうが。
 スタジオの救急箱の包帯で傷口を応急手当しながら、「こんなことで死ぬんじゃない!」と自分の中に起こる怒りを口にしていた。彼女は、ずっと泣いていたが、もう朝が近くなった頃、やっと泣き止んで「ごめんなさい。ありがとう」と言った。「あたし、これからどうやって生きていけばいいかわからないの」と。私は、「またすぐに彼なんか出来るよ!Jは、かわいいんだから」と慰めた。彼女は唐突に自分のブラウスのボタンを外し始めた。私は、あわてて彼女の手を静止した。「おねがい!」と彼女は、大粒の涙をこぼした。私は、「そんなことしちゃだめだ!後で辛くなるだけだ!」と言って朝まで肩を抱いていてあげた。
〜〜〜〜
 もう忘れかけるほど遠い昔の出来事だ。

水曜日のことだ。ノノママから電話だ。私が仕事中は、大概メールをよこすのだが、電話をかけてくるのは急用だろうと思った。直ぐに電話に出ると。
「あとのことは、、よろしく。」とだけ言って電話が切れた。直ぐにかけなおしたが、通じない。
ノノママは、自傷行為など何回かあったし、「死ぬ」の言葉も何度と無く聞いた。でも、今回は胸騒ぎがして、会社を抜け出してノノママと彼氏が暮らすアパートに駆けつけた。
 玄関のチャイムを鳴らしても出てこない。何度か鳴らすと、やっと鍵が開いた。手に刃物をもって腕全体と腹から血が流れていた。首筋にも、赤いあとがうっすら付いていた。
「死ねないの!切っても死なないの!」泣きながら言った。
「今ね、ネクタイで首をつってたの。」つってたのじゃない!!
幸い傷は深くなかった。「どうしたの?!」「パパあ〜あん〜あ〜あ〜」泣くだけだ。
暫く、支えるように抱いて少しおちつくのを待った。どうやら彼は不在のようだった。
暫く泣いた後、少し落ち着てきたので、どうしたのか聞いた。
アルコール依存症の彼氏が、酒をやめなくてトラブルになったようだ。そんなことを言われても、私としてはどうしようもない。暫くなだめて、病院へ連れて行った。
掛かりつけの病院には、ちょうど担当の精神科の先生が居てくださったので、任せて一旦会社に戻った。点滴をするので小一時間掛かると言われたからだ。
 ノノママの友人のMちゃんから電話が掛かってきた。「ノノママから連絡あった?!わたしに変なメールが来ててなんかおかしいのよ!!今気づいて!どうしたらいい?!」Mちゃんは、かなりあせっていた。どんなメールを送ったのかはわからないが、かなり緊急を要する内容なのだろう。「アパートに行って来たから大丈夫だよ」「死のうとしてなかった?」「してた。」あっさり答えると、「大丈夫?!」「うん、病院に連れて行ったから大丈夫。もう落ち着いたし」「もー!なんなんだろうー・・・・」心配声が一転して怒りを帯びてきた。「また、連絡するよ」私も怒られそうな勢いだったので電話を早々に切った。
 病院に迎えに行くとノノママはもうすっかり落ち着いていたが、担当の先生から、”暫く家に非難させた方がいい”と言われて、今夜は、家(私の所)に泊まって行くように言った。暫く様子を見てくださいといわれた。

家に戻ってからは、ノノママは何事も無かったように落ち着いていた。いつものように子供達と遊んで、あとは寝室で横になった。私は、まだ仕事が残っていたので会社に戻った。
 夜11時近くに戻ると、ノノがまだベッドの中で歌っていた。ママが居て嬉しいのだろう。ママも落ち着いてノノの歌を聞きながら、寝たふりをしていた。
 病院でつけてもらったガーゼを剥がすとノノママの左腕と、腹に沢山の傷があった。首にもうっすらと痕があった。家には、大きな傷あてパッドがずっと前から買ってあった。ノノママが前にも自傷行為をしたから、私が買っておいたのだ。「あーぴったりサイズ!」なんて喜ぶノノママを見てなんかちょっとなさけなくてせつなかった。
 ノノママは、殆んどごろごろしていたが、金曜日になって、彼氏の兄弟と連絡をとって「話し合いをしてくる」と言って彼の元に戻っていった。「もう少し、居たら」と言ったが、言い出したら聞かないのがノノママだ!
 今朝詳しい話を聞いた。彼のお兄さんが来てくれていろいろ話したそうだ。アルコールを止められないのはいつものことで、入院して禁酒しては、出てきてまた呑むの繰り返しのようだった。ノノママは、気が抜けたようだったが、おちついている様なのでとりあえずは、安心した。
「もう、追い出してやろう!!」とノノママは言っていた。追い出した後あなたは、どうするつもりなの??


こめんと ( 14 ) | とらっくばっく ( 0 )


誘拐・殺害!?
[ ノノママ ] / 2005/03/16 16:49:05

夕方、携帯が鳴った。Mちゃんからだ。
ノノパパ 「どうも」
Mちゃん 「ノノパパ?あのさ、カレー作ったから帰りによってって」
ノノパパ 「いつも悪いなぁ。帰りに寄ります。」
Mちゃんは、ノノママの幼馴染の同級生だ。私とノノママが付き合ってるときから、一緒に遊んだりしていた。ノノママと別れた後も時々夕飯のおかずを作ってくれる。
私は、夕方6時くらいにノノに食事させるために一旦会社を出る。その帰りにMちゃんの家に寄った。

Mちゃんは、10年ほど前、結婚したときに新築した家に住んでいる。家は新興住宅街にあり、小さいながら庭もある。花を育てるのが好きで玄関の前には、いつも花が咲いている。
 そんな家の玄関口でインターホンを押す。
「だ〜れ〜?」小2のK君がインターホン越しに返事をする。
「あ、ノノパパ。」
(ママ〜ノノパパ来たよ〜。玄関あけてちょ〜だい)家の中で声がする。
ドアが開く。「よう!Kくん!」
「ガガガガガ〜ぁ!」なにか手におもちゃを持って私に襲い掛かってくる。「おー!」思わず驚く!
(こらKちゃんだめでしょ!)奥からMちゃんの声がする。
(わるい、ちょっと上がって待ってて!Kちゃんノノパパをお部屋に案内して!)
「ん?じゃこっちだよ!」K君は手に持ったおもちゃを飛ばすように両手をひろげて廊下を奥に駆けていく。
「おじゃましま〜す」上がってリビングへ
「ちょっと待ってて!」リビングからつながるキッチンでエプロン姿のMちゃんが、おひたしを切ってラップに包んでくれている。小柄できれいな奥さんだ。
 Mちゃんの旦那さんは、土木建築関係の仕事をしていて、各地の現場に長期出張していることが多い。殆んど母子家庭状態だ。
私は、座って、テレビの脇のサイドボードの上にある小さな水槽を眺めた。金魚が3,4匹泳いでいる。


私は、熱帯魚を趣味で飼っていた。結婚前は、結構まめに水槽の世話をしてきれいな水槽をいくつか持っていたが、段々手をかける時間が無くなり、今では、グッピーがいる水槽1つになってしまった。その唯一残った水槽も手入れする時間がとれず、ここ数年は水槽面にはコケが生え水草も伸び放題の状態だ。でも、とりあえず水質管理はしているので、グッピーが繁殖してごちゃごちゃ泳いでいる状態だ。
 そんなこともあって、いつもきれいになっているMちゃんの水槽を眺めていたのだ。
Mちゃん 「おまたせ!、これカレーでこっちほうれん草。」
ノノパパ 「いつもありがとうね。Mちゃんも忙しいのに悪いねぇ」
Mちゃん 「んいいのよ。あ、水槽どうかした?」私が水槽を見つめていたのに気づいたのだろう
ノノパパ 「いや、べつに。いつもきれいにしてるなぁって思って。」そう言うと急にMちゃんの表情が曇った。
Mちゃん 「あのねぇ。あの、まえから言わなくっちゃって思ってたんだけど。ごめんなさい。」
ノノパパ 「へ?どしたの?」
Mちゃん 「あのね、ノノパパの熱帯魚、全部死んじゃったの。」
ノノパパ 「へ?え?えぇ〜?何?それぇ〜?」
Mちゃん 「あのね、、、、」
 Mちゃんの話は、こうだ。もう1年ちょっと前のことらしいのだが、ノノママが、グッピーいらない?と言ったらしい。彼女の話からの想像だが、おそらく外れてないだろう。
ノノママ 「うちにごちゃごちゃ沢山いるのよ、めだかみたいなやつさ。気持ち悪いから少しもらってくんない?」
Mちゃん 「でも、グッピーって熱帯魚でしょ?」
ノノママ 「大丈夫大丈夫。うちの水槽なんかコケが生えてて汚いんだから。あれ飼うのが難しいなんて言ってるけど、旦那が飼えるんだから金魚と一緒よ!今度持ってくるから。」
 っとまぁこんな感じだろう。数日後ノノママは、十数匹くらいのグッピーをビニール袋に入れて持ってきたらしい。そしてそれを金魚の水槽に放した。その日の夜には全部死んだそうだ。たまたま帰っていたMちゃんの旦那さんがみて、「これ、ろ過器がいるんじゃないの?」といってエアーポンプをつなぐ金魚用の小さなろ過器を買ってきたらしい。事の次第をノノママに話すと、「わかった、きっと少なかったから寂しくて死んだのよ!今度もっといっぱいもって行くわ!」
 数日後、今度は、数十匹持ってきて水槽に放した。もちろん朝までには、全て死んだそうだ。
ノノパパ 「あのね。熱帯魚は、冷たい水では生きられないのよね。」
Mちゃん 「ごめんなさい。」
ノノパパ 「あ、Mちゃんが悪いんじゃないから気にしないで」
Mちゃん 「...」
ノノパパ 「ほんと、全然気にしなくていいから」
私は、ありがたくおかずをもらって帰路についた。

ちょっとかわいそうだった。グッピーは、繁殖力が強く環境さえ良ければ直ぐに増える。そもそも1つの水槽で繁殖し放題にして置くのは、グッピーの飼い方としては既に失格なのだ。このグッピー誘拐殺害事件の責任は、ノノママにあることは明白だし、Mちゃんは被害者に近い。
 後日私は、ノノママにそのことを聞いた。
ノノパパ 「Mちゃんに聞いたよ。熱帯魚のこと。持ってったんだって!」
ノノママ 「ああ、そんなこともあったっけ。」
ノノパパ 「ちょっと、それはないんじゃないの?」
ノノママ 「なに言ってのよ!、もってかれても気づかないあんたが悪いんでしょ!」

ごもっとも か・も? ん? ま、いいか。


こめんと ( 10 ) | とらっくばっく ( 0 )


再婚しても追い出すよ!
[ ノノママ ] / 2005/03/11 12:09:10


先日、ノノが幼児期にお世話になった支援団体の先生の家にパソコンの調子を見に行った。プリンタが急に出なくなったらしい。仕事がらこの手のレスキューは多い。プリンタは直ぐに出るようになった。パソコンの調子が悪くなると、いろんなことをやってみて更におかしくしてしまう人が多い。今回もそのパターンだった。作業が終ってお茶でもどうぞと言われ知らない人でもないしちょっとご馳走になった。

「どう?」先生は、心配そうに問いかけた。
(ノノパパ)「何とかやってます」
(先生)  「ノノくんの様子は変わりない?」
(ノノパパ)「相変わらす元気です」
(先生)  「ん。ならいいんだけど」
 そんな感じでしばらく近況の話をしていた。

ところで先生が唐突に
(先生)  「ノノパパは再婚する気はないの?」
(ノノパパ)「気は、無くはないんですけどノノもいますしね...。」
(先生)  「あら、ノノくんは大丈夫よ。あんなにかわいいし、手も掛からないしとってもいい子だもの。私が手塩にかけて育てたようなもんなんだからね!」
 先生は、ノノが3歳くらいから担当してくれていて、ノノママと一緒に幼児期のノノを指導して頂いた。
(先生)  「私の妹なんかどう?まだ結婚してないのよ」
(ノノパパ)「はあ。(^^;」
(先生)  「まだ若いんだから、他にも何人か知り合いにね....」
(ノノパパ)「でも、ノノママが時々来ますからね」
(先生)  「え?!でも、再婚したら来なくなるでしょ!?」
(ノノパパ)「でも、この前あった時にですね....」
 先生とノノママは、同じ歳で何でも相談していた。だから先生は、ノノママのことはよく知っている。
 私は、先生にノノママとのやり取りを説明した。

先週のことだったか、ノノママが来たときのことだ。
(ノノママ) 「あたし、何年かしたら、帰ってくるからね!」 冗談でもなさそうに言った
(ノノパパ) 「え?」
(ノノママ) 「ノノがいるんだから。」
(ノノパパ) 「だって今の同居人の方は、どうなるの?」
(ノノママ) 「いつまでも一緒に居ないわよ。きっと。」
(ノノパパ) 「え?いやそれは、口を出すことじゃないけどね。」
(ノノママ) 「だからね、今はダメだけどそのうち帰るわ。」
(ノノパパ) 「おれが再婚してたりしたらどうすんの?」
(ノノママ) 「ムリムリ!ノノがいるんだもん。きてくれる人いないよ!」
(ノノパパ) 「それでも来てくれる人がいたらどおすんの?」
(ノノママ) 「いいよ!別に再婚したって! 追い出すから!

先生は、その話を黙って聞き終えると、しばらく沈黙したあと。
(先生)  「無理だわ!」
(ノノパパ)「え?」
(先生)  「やりかねない!」
(ノノパパ)「え゛?」
(先生)  「あきらめなさい!!」 でたー!聞き覚えのあるその言葉!!

(先生)  「あのキャラに対抗できるひと、私は知らないわ。」
(ノノパパ)「...」
(先生)  「好きで一緒になってしまったんだから、あきらめなさい。」

やっぱり、結論は一緒だ。
でも、私は知っている。ノノママは戻ってくることなんかないことを...


こめんと ( 6 ) | とらっくばっく ( 1 )


朝の災い
[ ノノママ ] / 2005/02/28 13:50:21


今朝、6時過ぎに携帯のメール着信音が鳴った。私は、野菜炒めを作っていたので直ぐには見なかった。しばらくするとまたメール着信音が鳴った。
 こんなに朝早くメールをよこすのは、ノノママくらいだ。でも2回もよこすのは、急用かもしれないので、朝食支度の手を休めてメールを見た。

一通目は、”昨日断酒会に行ってきたが、そこの会長さんが好みだ。しぶくてやさしくてロマンスグレーでタイプだ!”って内容だった。なんなんだ?朝から。
 確かに既に離婚しているわけだから、ほかの人を好きになったって問題は無いわけだが、朝からメールよこす内容なのだろうか?これ以上考え込むとなんかムカついてきそうな予感がしたので、考えるを止めて、次のメールを見た。

二通目は、”やいてんの(^^ ”ってメールだった。やいてるんじゃなくて野菜炒めてんだよ!って思いながらちょっとムカつきそうになる自分を野菜の炒め具合に集中させた。
 きっとハイな状態なのだろう、うつの薬を使っているから上がりすぎたんだろう。たまにそんなときもある。
 いづれにしても、すがすがしい月曜の朝って気分でなくなっていたことは確かだ。

その後、ノノにご飯を食べさせ、(ノノは、食事に介助が必要だ)仕度をして学校へ車で送っていった。今朝は、うっすら羽毛のような雪が少しだけ積もっていた。
 学校着くと、いつも正門ではなく脇の門の前に車をつける。こっちのほうが昇降口に近いのと、車で正門から入って、事故でも起こしたら大変なのでこちらから入る。脇の入り口付近は、誰の足跡も無くうっすらしろく積もった雪が綿のようだった。
 車から降りると門をくぐる。門のところはいつも凍っているので、ノノが転んだりする。
 が、今朝に限って、車から降りたとき、ちょっと強い風が吹いて辺りの木々から雪が少し飛んできてノノに降りかかった。私は、ノノの後ろから雪を払いながら門へ入っていった。

その瞬間、体が宙に浮くようにしりもちをついた。地面が鏡のように凍っていた。手には給食袋と体育袋とズック袋。見事に転んでしまった。
傍らでノノが「ざんねん。」とつぶやいた。


こめんと ( 0 ) | とらっくばっく ( 0 )


ママが来ない日曜日
[ ノノママ ] / 2005/02/20 13:43:19


以前は、日曜日になるとノノママが家にやって来てノノと遊んで行ってくれました。
 最近は、来なくなりました。来るのがイヤになったのではありません。ノノママは、自立すべく資格試験の勉強をしています。日曜日は学校に通っているために来れなくなりました。
 早く資格がとれて、また来てくれればいいなぁ

ノノママは、去年まで入退院を繰り返しました。今も通院してますが、以前よりずっと安定していると思います。うつとアルコール依存がひどかったのです。ノノのことや家のことでいっぱいになってしまったのでしょう。ノノパパにもかなり責任があると思ってます。
 どうしてもママに負担が掛かるし、仕組みやサポートもママが中心となることを前提としているようです。

先日、自閉症親の会の支部長さんから電話がありました。
(支部長) 「もしもし、ノノくんのお父さんですか?」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「やっと連絡が取れたぁ。」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「お母さんはいらっしゃいますか?」
(ノノパパ) 「あ、ちょと...居ないです。」
(支部長) 「まだ入院してるんですかぁ?」
(ノノパパ) 「いえ、あ、あの、ちょと..家には居ないんです。」
(支部長) 「実家にいらっしゃるんですか?」
(ノノパパ) 「あ、あのぉ、いま一人で暮らしてるもんで。。」
(支部長) 「?...」
(ノノパパ) 「私が伺いますが。。」
(支部長) 「...それって皆さんご存知じゃないですよねぇ!?」
(ノノパパ) 「はいぃ(^^;」
(支部長) 「連絡網の○○さんから、おたくに連絡が取れないって言われてたから」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「それじゃこれからはお父さんにご連絡するってことで」
(ノノパパ) 「はい」
(支部長) 「でもお父さんだと行事とか参加できませんよねぇ。一応連絡しますけど」
(ノノパパ) 「は、はぁ」

 こんな感じで、ママが居ないとだめなのかなぁって。もしかして親の会の親ってママのこと?? ちょと落ち込みました。

ノノくんは、今朝もにこにこ。
(ノノパパ) 「いってきます!」
(ノノ)    「いってきます!」
(ノノパパ) 「いってらっしゃい!」
(ノノ)    「いってらっしゃい!」


こめんと ( 2 ) | とらっくばっく ( 0 )





 コメント
崖っぷち ( かうす)
2005/04/26 18:20:31
 ノノパパさんのこの記事は、今の私のために言ってるかの様な思いで読みました。
 今の私は、崖っぷちに立ってるような状態なので。ブログも、書きたい事がたまってるのに、それもやる気が起きない状態。死ぬのにも、死ぬ気力さえ湧かない。
 昨日、またケンカをしてしまいました。いっこ君に対して、同じ自閉症の子の母親の態度にぶち切れてしまいました。詳しくは、そのうちブログに書こうとは思ってますが、障害児の親が、障害児(いっこ君)の事を、私の居る前で「この子の側に居ると、何されるかわからないから、ママ、近くに居て欲しくないの」と言いながら、離れさせ、それでもいっこ君の側に来ようとする娘に「ママ、あの子の側に居たら、心配なのよ。わかって。イタイイタイされるのよ」とずっと言ってきて、今までうちの子たちだって、そこの子に叩かれたり蹴られたりしても、「やめてね〜」と言うだけで、そんな嫌味な事をしたことなかったのに!
これは公文での出来事なんですが、そのママさんは、自閉症(中度か重度の知的障害あり)の娘を教室において、「○時ごろ迎えに来ます」と帰ってしまいます。
その間、その子は机に向かってる日もたまにありますが、たいてい、パニックを起こしたり、裸足で教室から出て行ったり、そこで下半身裸になったり・・・、という状態。
私は子どもが終わるまで、教室で待っているのですが、何度かその子が裸足で出て行き、道路をわたって、田んぼに入ってたりするのを連れてきたりして、それをそのママさんに言っても、「ホント?ありがとね」と言うだけ。障害児を持つ同じ親として、大目に見てきたり、助けてたりしたのに、自分の子のことは棚に上げて、そういうことを言われたので、今まで溜まってたものがはじけてしまいました!
それでも、向こうのママさんには、うちの子のした事ばかり責められて、もう泣きながら帰ってきました。
旦那があとで、フォローの電話をして、一応治まった形だけど・・・。
その子とは、同じ養護のバス停で、家も近所。バス停には、他にも何人も居るので良かったけど…。
子どものトラブルが続いてて、もう疲れ果ててきてます。また旦那は、出張に行くし・・・。

 
かうすさん ( ノノパパ)
2005/04/26 19:31:34
かうすさん、こんにちは。
私もみなさんも心配しています。

そんなことがあったのですね。
安易に慰めの言葉をかければいい状態でないのは良くわかります。
ほんとに何もしてあげられないけど、これだけはほんとですよ。
私も沢山の仲間もかうすさんのこと応援しています。

そして今、同じように苦しんでいる仲間もいづれ笑える日が来ると信じています。

辛いとね・・・ ( ぽち)
2005/04/27 0:04:26
こんばんは。
この前、久しぶりに祖父のところに行って
以前とは違って明らかに覇気が低下してた姿を
みて思いのほかショックを受けたらしく
帰ってきてから具合が悪かった私。

そういう時って、気分転換しなきゃって思っても
方法が見つからなくって迷ったり、落ち込んだりするんですよね。
これから先も、似たようなことできっと凹むこと
多いんだろうな・・・って思ったら
この記事参考にがんばろうって思えました。

++かうすさんへ++
このコメント読ませていただいただけでも
とても辛い思いをされているのがよくわかります。
どんな言葉をかけて・・・ってできないけど
少しでも早く、気持ちが明るくなれる日が来ることを
心よりお祈りしてます
できたら ( いい婆さん)
2005/04/27 6:49:54
>私は、『怒らない』、『動じない』、『冷静』、『我慢強い』

婆さんもこんな風に言われていた時期がありました。プラス『理路整然』(笑) 
そう言われていたのは、ほんの10年間でしたけど。

でも、ノノパパさんとは違って逃避法を身につけたわけではなかったのじゃ。
だから、溜めに溜めて「爆発」しましたのじゃ。

逃避法と言うか、感情のコントロール術みたいなものは人によって体得できる時期があるように思います。

よって、婆さんはまだ身につけられておらんのだ。

ノノパパさんのように大宇宙に浮き上がることはできないが、歌を唄ったり、水槽を眺めたり、皆のブログにお邪魔してチャチャ入れたりしていると感情マグマが「シュシュシュ」と音を立てながら温度が下がっていくのを感じるようになって参りました。

これはとてもありがたいと思っています。

***かうすさんへ***

はじめまして。
真っ暗な冷たい深海へ放り出されたお気持ちなのではないでしょうか?
誰と笑い、誰を信じたら良いのかわからない程にお辛い時間を過ごされているのですね。

いつもながら上手い言葉が見つかりませんが、
皆さんのおっしゃるように婆さんも応援しています。

必ずや笑える日が来ます。
婆さんもそう信じています。
そんなに苦しんだのだからそれ以上はありませんよ。


ぽちさん ( ノノパパ)
2005/04/27 10:12:46
ぽちさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

私の方法が参考になるかは別として
みんなそれぞれたいへんなおもいをしていらっしゃるんだなって思って。
応援してあげることしか出来ないけど。

ぽちさんも頑張ってくださいね。
いい婆さんサン ( ノノパパ)
2005/04/27 10:17:48
いい婆さんこんにちは。

私も皆さんのブログに助けてもらってます。
特に常連様の方々には、大変お世話になっております

ブログでストレス解消!?しようか!?
吸い込まれるお話 ( ふーぱぱ)
2005/04/27 12:41:56
ノノパパさん、こんにちわ。

いつもながらノノパパさんのお話には、吸い込まれるように興味深く読みました。
きっと、ノノパパさんも「逃避法」を会得するまでに、いろんなご苦労があったのではと思っています。

私は感情のコントロールを上手に出来るほうではなく、一気に突っ走って(頑張りすぎて)しまい、後で後悔する事がよくあります。

私なりの「逃避法」を模索してみます。
あ〜〜、宇宙に行きたい。 ( みちこ)
2005/04/27 12:47:31
もっと早く、ノノパパさんのこの記事が読みたかった。
私は今、ちっちゃな蟻んこです。
宇宙に飛んできます。

素晴らしい記事、有難うございます♪
目が覚める想いです。

あ〜、もう1日早く読めてたら・・・。



ふーぱぱさん ( ノノパパ)
2005/04/27 17:46:23
ふーぱぱさん、いつもありがとうございます。

私は、これがあるから気が狂わないでいられるのかもしれません

ストレスの対処方法は必要ですよね。
みちこさん ( ノノパパ)
2005/04/27 17:48:29
みちこさん、こんにちは。

最近、凹んでる人が多かったでしょう。
少しでも、なんか出来ないかなぁって思って...

早く元気を出すんだ!!

有難うございます ( みちこ)
2005/04/27 18:02:11
ノノパパさん、やさすぃ。
みちこさん ( ノノパパ)
2005/04/27 19:45:30
しょすいの〜
すごすぎる! ( のら)
2005/04/27 20:27:11
ノノパパさんこんばんは〜
すごい逃避術をお持ちですね!
私はせいぜい@お風呂で歌を歌うA缶チューハイ片手に格闘技TV観戦Bひたすら泣く!これくらいしか思いつきません…
私も一度ノノパパさんの方法をイメージトレーニングしてみますぅ
のらさん ( ノノパパ)
2005/04/27 21:37:24
のらさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

宇宙スケールで考えると私なんか全く取るに足らないなぁって思ってしまうわけです

泣き明かすと疲れるしね
宇宙飛行士 ( わがままひめ)
2005/04/28 0:39:21
小さい頃の私の夢だったんですよ。宇宙飛行士…。
ブランコでも酔う三半規管を持っているから、絶対の絶対にありえないー、と気づくのも、早かったですがね

で、現在の対処法は、ガーデニング計画。落ち込み方面に思考が行きそうになると、「あそこの○○はそろそろ終わりだから、△△に植え替えてー」とか「○○のタネはどれくらい蒔こうか」とか、逃避したい分だけ何シーズンも先のガーデニング計画たてちゃうの。
起きてる時は、紙に描いて、布団で眠れないときは頭の中で…。

ノノパパさんが壮大なスケールなら、私は対極で1ミリ未満のタネについて、アレコレ考えたりしています。

でもね、本当に落ち込むとこの方法はダメなんだ…。
グリーンフィンガーと呼ばれた私が、この春は、お世話をする気力がどうしても湧かずに、幾鉢もの植物をダメにしてしまったんです。もうショックでショックで…。

そんな時は
「ヤーチャイカ、ヤーチャイカ、私はカモメ」
って言いながら、やっぱりノノパパさんみたく、地球を眺めています。
高度は軌道衛星程度ですがね…。
あー、スケール小さーい
ノノパパ、ありがと。 ( うさこ86)
2005/04/28 1:10:31
いつも、いつも、ありがとう。
ちょっと前のメールは、予言だった!?
びっくりしてます。
カウンセラー兼占い師で如何でしょう?
これからも頼りにしてます、ノノパパ!

逃避か〜。
前はお金のかかる逃避(ストレスが溜まると花が増えるのよ〜とご近所に公言)ばかりしてたけど、現在それさえ出来る余裕も無くて、今の一番の癒しはブログの友との交流と子供の笑顔と寝顔。
『怒』れる元気がある時は、まだいいんですよね〜。
私もかなり激しい性格だったので、クッションを子供用のプラスチックのバットで『バンバン!!』と叩いて『えい!えい!』とかやったりしてました
年とともに怒る元気もなく、しぼんでしまった風船はなかなか膨らまず…。
私の乳がしぼんだのは、2人の子供に吸い尽くされたからなんだなぁ。(乳牛か!)
今度は(って、3人目はないけれども)ノノママを見習って(!)、ミルクにしようかな〜。
ノノパパ、その時は是非ともミルク係をお願いします。(うそうそ冗談よ。本気で怒らないでね)

逃避の術。ノノパパにせっかくいい方法を教えてもらったので、今度挑戦してみます
わがままひめさん ( ノノパパ)
2005/04/29 19:11:49
わがままひめさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

お庭が宇宙なんですね!
スケールは、深さです。十分壮大なスケールです。

楽しそうだなぁガーデニング。
うさこ86さん ( ノノパパ)
2005/04/29 19:14:24
うさこ86さんこんにちは。
帰ってきた、ノノパパ です。

このところ宇宙にずっと飛んでたんで、やっと帰って来れました。

逆に心配掛けちゃいましたね
はじめまして☆ ( ふたば)
2005/05/01 22:11:12
こんばんは。ふたばと申します。
実は、時々ノノパパさんのブログにお邪魔して、何度かロムしておりました。
いつも、引き込まれる様にブログを読ませて頂いております。
お話した事も無いのに、コメント書くなんぞ失礼極まりない・・・と思いましたが、どうしても感謝の気持ちを伝えたくて!!

ノノパパさんの『逃避法』を、目を瞑って試してみました。
目を瞑って自分自身を真上から見下ろしてみました。
どんどん自分が浮上して、人や車や山・・・。
そして海が小さくなってゆき、日本も小さくなって見えなくなり宇宙にまで行った時に!!!
『あ〜、何て自分の悩みって、こんなにチッポケなんだろう・・・』
って思えて、目を開けた瞬間から涙が止まりませんでした!!
と、同時にとっても心が軽くなってたのです。
宇宙なんて行った事も無いのに、不思議な気分でした!
瞑想から覚めた私は、とっても気持ちが落ち着いていたのです。

私は、子供が居ないのですが、その事が原因で幾度と無く立ち直れない程どん底に突き落とされた様な気持ちになったものです。
今でこそ、精神が図太い?立ち直りの早い自分に変わりつつありますが、それでも感情のバランスが崩れてしまいそうな時がある自分が居ました。
・・・・・・・・。
なんか、思いコメントになってしまってすみません・・・。
ただ感謝の言葉が伝えたかっただけでなんです!!
本当にありがとうございました〜!!

また、時々ロムさせてください(ペコリ)



ふたばさん ( ノノパパ)
2005/05/02 10:05:03
ふたばさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

私は、時々これで宇宙に逃げてしまってるんですが、
他の人に言ったら馬鹿にされるかなぁなんて思ったんですが

結構みなさま宇宙旅行なさって頂いたようで、私も少々驚いていました。

これからも、よろしくお願いします。



お名前
タイトル
URL
MAILアドレス  ※MAILアドレスは、blogオーナーにのみ公開されます。
コメント
規約に同意の上 コメント投稿を行ってください。
※左のひらがな5文字を
 入力してください。

  この記事のTrackback Ping-URL
http://blog.e-bbs.jp/nonopa/tb/aa322.tb




※順不同で〜す
ご希望の方、削除の方ご連絡下さい
 

▼・w・▼ あしあと ▽・w・▽
パパはアスペルガー!
SEパパの育児日記
自閉症スペクトラム白書
私の1番星
ふたば&り-日記
バツイチおやじの生き方
Ψ2525.comΨ

ブログの作成・編集 ブログの作成・編集